桜美林大学の近くで交通事故に遭うも九死に一生を得る

配達関係の仕事をしており、常日頃から原付バイクを運転しているので交通安全には気を遣っているつもりです。しかし1年ほど前、桜美林大学の近くの交差点で交通事故に遭い、九死に一生を得る経験をしました。事故を減らすためには事故の詳細を知ることが一番だと思っています。

そこでそのときの事故の経験を記しておきます。

交通事故に遭うまでの状況

現在はある運送会社で配達の仕事に就いており、交通事故に遭ったのはそのときです。私の担当する配達エリアは町田市の半分くらいの広さを受け持っており、主にカタログを指定された場所に届けています。町田市はよく知られているように学園都市として有名です。

玉川大学や桜美林大学、さらにその小中校の関連校があったりと学校がかなり多く、若くて活気のある町です。その日は荒天で配達が予定時間よりも遅れがちだったのですが、それでも配達物はすでに残りもわずかで、仕事を終えた後のことを考えて運転しているときでした。

桜美林大学近くの交差点を青信号で通過しているとき、横から小型トラックが近づいてくるのが目に入ったのです。認識した時点で距離はもう10mもありませんでした。

事故と介助されるまで

小型トラックに気づいたときにはもう避けることも、ブレーキを踏んで止まることもできない状況です。意図した訳ではありませんが、体勢を大きく崩してそのまま倒れて原付バイクと一緒に道路を滑るように流されていきます。

対向車線にまで滑っていき、そこを通っている車に運良くぶつからずにすり抜ける形で道路端まで行ってようやく止まりました。倒れた衝撃もあって、しばらくは意識が朦朧としておりとても起き上がれる状況ではありません。

長い時間起き上がれないでいると大学生風の人たち、恐らくすぐ近くの桜美林大学の学生だと思いますが、彼らが介助をしてくれました。ヘルメットを付けていたのですが、まず楽になれるようにそれを外してくれ、体勢も安静が保てる仰向けにしてくれました。

また別の学生と思しき方は道路に出て交通誘導もしています。意識がはっきりとしない中での出来事でしたので、記憶違いもあるかもしれませんが多くの方が助けてくれたのは事実です。

救急搬送と警察の聴取

前述のように意識はまだ確かでない部分があったのですが、救急車のサイレンの音ははっきりと聞こえました。また救急隊員と一緒に桜美林大学の学生の方も救急車に搬送する手伝いをしてくれていたのを覚えています。搬送中は脈拍や意識の確認を救急隊員の方にされ、名前を聞かれたのではっきりと答えたのを記憶しています。

搬送後は病院でCT検査を受けましたが、幸いにも頭部にダメージはなく意識が薄れたのも一時的なものとのことで、翌日には再検査の後に退院をしました。その後、安静の必要もなくなったので所轄の警察の調書に赴きました。

調書では、事故当時の状況をかなり詳しく聞かれたので、覚えている限りのことを話したつもりです。調書が終わった後には雑談を少し警察官の方としたのですが、雨が降っていたのがむしろ私が助かった原因の1つだろうと聞かされました。

もし雨が降っていなかった場合は、アスファルトとの摩擦でより大きなダメージを受けた上で、対向車線上の車に跳ねられた可能性が高いとのことです。そういう意味ではこの雨は命の恩人、正に天佑と言えるかもしれません。

またあの交差点は以前も交通事故があり、桜美林大学の学生の方がやはり介助したおかげで助かった人がいるとの話も聞けました。

事故後の示談交渉と仕事の復帰まで

加害者になった相手の車は、私の仕事と同じ配達業の人で信号の見落としで交差点に侵入したとのことです。すぐに私の原付バイクに気がついて急ブレーキを掛けたため、幸いにも跳ねられることはなく転倒で済んだ訳です。

事故の翌日に相手のドライバーの方と、その会社の所長が私の家を訪れて謝罪をすると同時に、示談交渉を後日行うことを約束してくれました。後日行われた示談では全面的に過失を相手側が認めてくれたので、こちらの仕事が出来ないことに対する補償と、入院費用などの全ての支払いを負担してくれました。

相手の会社は保険には加入していなかったのでそのことを聞いたところ、運送会社が保険に加入しても高額な保険料の支払いになるため、あえて加入せずにこうやって個別に交通事故の案件を済ますことが多いと聞かされ納得しました。

仕事の復帰は事故から3週間ほど経過してからです。最初の1週間は配達時間を少なくしてもらい、事故に遭った桜美林大学の近辺のエリアもしばらくは別の人にやってもらいました。まだ少し事故の恐怖感も残っていたので、この配慮は大変助かりました。

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介助してくれた桜美林の学生の方を訪問

体が快方したら必ずやろうと決めていたことがあります。

それが交通事故に遭った時に介助をしてくれた桜美林大学の学生と思しき方へ、お礼を言うことです。介助してくれた方が名前を現場に来た救急隊員に告げており、警察の実況見分でも協力してくれたので、相手の住所なども警察が把握していたのです。

そして体の調子が戻ってから、一度電話を入れた後にその方に直接訪問してお礼を述べてきました。話を聞くと事故を目撃したときは無我夢中で駆けつけて自分ができることをしただけだと謙遜をしており、大変殊勝な方でした。

お礼にと菓子折りを持っていったのですが、その受け取りも当然のことをしただけだと、受け取ろうとしないほど謙虚な方です。事故は不幸な出来事でしたが、町田の人々や桜美林大学生の方々の優しさに触れられた点は幸いです。

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事故後の心境の変化

今回の交通事故でいろいろと勉強になったこともありました。例えば事故は必ずしも車とぶつからなくても成立することや、人身事故の場合は警察の聴取も本格的で、細かな点まで多く聞かれるなどです。また事故の処理やその後の示談はとても速やかに終えられました。

これは近くの桜美林大学の学生の方たちが事故現場に居て、目撃者が多数いたため加害者と争点になる箇所がなかったことが大きな理由です。事故後もすぐに救助してくれた学生が何人もおり、桜美林大学の学生の方や他に救助に駆けつけてくださった方々には大変感謝をしています。

交通事故で九死に一生を得ても、次がそうだとは限りません。

交通事故の加害者と被害者のどちらにもならないように前よりも慎重な運転を心掛けています。

参照>アディーレ法律事務所